中国語

【中国語文法基礎】初めから学ぶ「把」構文② 様々な表現

「把」構文 様々な表現

大家好!

動詞の動作行為を終えたあと、どのように処置するかに焦点をあてた「把」構文についてもうすこし詳しくみてみましょう。

今回は、「おまけ」の部分に入る様々な場合について確認していきますよ!

まずは第一回「把」構文とは何か?と同様、基本説明からです。

【中国語】「把」構文とは

「把」構文とは、動詞の前に“把” + <目的語>のセットを置き、その目的語がどうなったかを強調するような構文のこと。
※目的語を処置する、という意味で処置文と呼ばれるときもあります。

処置するということは、その目的語は見知っているものである必要がありますね。

基本形:
“把” + <目的語(特定)> + <動詞> + おまけ

ポイント:

  • 助動詞や“没”,“别”などは“把”の前に置く
  • “把”は、書き言葉では“
  • 疑問形では、文末に”吗?”を付ける

今回は、この「おまけ」が「結果補語」「方向補語」ではない場合について説明していきます。

【中国語】「把」構文の特徴

では、今回扱う「おまけ」をリストアップします。

  • 「数量詞」
  • 「様態補語」
  • 「動詞の重ね型」
  • 「了」「
  • 「(目的語を二つ取る動詞の)目的語」
  • 「文」

処置した内容に当たる、これらの「おまけ」がないと「把」構文は使えませんでしたね。それぞれどういう意味なのか、詳しく説明していきます。

いずれの場合も「処置した感覚」をもって

「数量詞」

数量詞とは、<数> + <量詞>の組み合わせのことでした。

例文:

“我把这本书看了一遍”
―私はこの本を一度読んだ。

东京奥组将奥运会的开幕时间推迟了一年
―東京オリンピック委員会は、オリンピックの開幕を一年遅くした。

「様態補語」

様態補語とは、“得”のあとに置いて補足説明をするものです。

例文:

“我把自己的房间打扫得干干净净。”
―私は自分の部屋を掃除して綺麗さっぱりにした。

“不要把自己的责任推得一干二净。”
―自分の責任を押し付けて、綺麗さっぱりにしてはいけない。

「動詞の重ね型」

動詞の重ね型とは、たまに“一”を間に伴って、動詞を繰り返すものです。

“你应该先把自己的想法谈一谈。”
―まず自分の考えを話してみたほうがいいです。

“请你把那些东西擦一擦。”
―あれらをちょっと拭いてください

「了」「着」

動詞の後に“了”、“着”を加えます。

例文:

“我把苹果吃了。”
―リンゴを食べた/食べてしまった。

“你把这个包拿着。”
―このバックを持ってて。

今までずっと話題にしてきた、特定のものがどうなったかについて詳述する

「(目的語を二つ取る動詞の)目的語」

二重目的語をとる動詞において、一方の目的語を後ろにおくパターンです。

例文:

“为什么你不把这么重要的事情告诉他们呢?”
―どうしてこんなに重要なことを彼らに伝えないの?

“我把作业交给老师了。”
―私は宿題を先生に提出した。

「文」

文というのは、後続する文のことです。文を後続させる場合は以下のようになります。

“把” + <目的語(特定)> + “一” + <動詞>,

例文:

把被子往阳台上一晾就行了 。”
―布団をベランダにぱっと干しときゃいいよ。

把这个往可燃垃圾那里一扔不就行了。
―これを可燃ごみにぶち込んだらいんじゃないか。
※“不就行了?”は、「~たらいいんじゃないか?」を表す反語的な表現

那个村子里的人们用湖水把鱼一泡,就可以吃到一顿美味了。
―あの村の人々は湖の水をつかって(その)魚を浸からせれば、おいしい食事にありつける。

中上級者にとってもあまり見慣れない表現だと思います。しかし前二つは非常に口語的な表現です。それぞれ「布団乾かないけどどうすりゃいいの。」「このゴミどうすりゃいいの。」っていう疑問に対して、ややめんどくさがって「AをちょっとBすりゃいいんでね?」と返すときの言い方です。

初級者の方は、こういった「おまけ」も存在するだぁ!っとなんとなく覚えておけばいいです。

まとめ:「把」構文の「おまけ」には、「数量詞」「様態補語」「動詞の重ね型」「了/着 」「目的語」「文」がある

今回を以って、「把」構文の説明はすべて終わりです。これだけ多くの表現を学んでいれば問題ないでしょう。⇒「把」構文の基礎用法をもう一度確認する!

いずれの場合でも、

  • 「おまけ」がないと使用できない
  • 「特定のものを処置する感覚」を大事にする

ということを忘れないようにしましょう!

文法事項を1つ1つ積み重ね、中国語マスターへの道を進みましょう!

ABOUT ME
唐
Webメディア外大.net 言語地域記事 総合ディレクター。 これまでに数々の学生団体の運営を通し、NHKやニュースZEROなど国内メディアに多数出演経験あり。 2018年に日本語教育能力検定、HSK6級ともに一発合格。北京清華大学に留学経験あり。 現在は、国内外の日本語教育機関に携わり、中国語母語話者向けの日本語教師を担当している。 タピオカが主食。 ※中国語ピンイン担当:後輩ayaくん