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【TOEIC】知ってるだけで点数UP!?TOEICの点数配分の仕組み

早速ですが、問題です!!

「TOEICでできるだけ高い点数をとりたい時、あなたは何から始めますか?」

なになに?単語帳?公式問題集?全然違いますね…

ズバリ、「TOEICの点数配分の仕組みを理解すること」です!!

実際に私はこの内容を知る前と知った後とでは、100点以上も点数が上がったことを覚えています。

この記事を読んで大きく点数を伸ばしましょう!

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TOEICの点数配分の仕組みについて

統計的な処理で配点が決まる

TOEICはリスニングセクションが100問、リーディングセクションが100問の合計200問で構成されています。

それぞれのセクションは5〜495点となっているため、合計では10〜990点となります。

最低点 最高点
リスニングセクション 5 495
リーディングセクション 5 495
合計 10 990

1問5点だとすると、最低点が0点で最高点が1000点になるはずです。TOEICの配点はどのようになっているのでしょうか?

TOEICの配点は1問何点と決まっているわけではなく、統計的な処理を行ってから配点を決めています。つまり、受験後に受験者全体の正答率を考慮してから配点が行われているということです。

では、なぜTOEICは1問何点と配点が決まっていないのでしょうか?

その理由は1年に何度も行われるTOEICの試験だからこそ起きてしまう「ある問題」を防ぐためなんです。

「ある問題」というのはTOEICは問題によって平均点が異なってしまうという点です。

TOEICはなるべく同じ難易度になるように問題は作られてはいますが、やはり問題が違うので難易度に若干の差が生じてしまいます。

ここで、1問何点と決めてしまうとどうなるでしょうか。

仮に同じ英語力を持つ2人が違う日時のTOEICのテストを受験したとします。この2人の受けたテストの問題の難易度に差が生じると、同じ英語力をもつ2人の点数にも差が生じてきてしまいます。

TOEICは就職や受験、昇進など人生を左右するような大切な場面で、自分の英語力を示す大切な資格試験です。

そんなTOEICがテストごとに点数が変化すると、全ての受験者の英語力を正しく測ることはできないため、良い指標とはいえなくなってしまいます。

それを防ぐためにTOEICは統計的な処理を行い配点を決めているのです。

受験後に受験者全体の正答率を考慮して配点を決めることで、同じ実力をもつ者同士がどのテストを受けたとしても、差が生じないようにしているんですね。

ねこ学徒
ねこ学徒
なるほどにゃ!だから最高が990点にゃのか。

スコア換算表で大まかなスコアがわかる

では、正解数を知ることができないのでしょうか?

大まかなスコアについては、下のスコア換算表から知ることができます。

リスニングセクション リーディングセクション
素点 換算点範囲 素点 換算点範囲
96 – 100 475 – 495 96 – 100 460 – 495
91 – 95 435 – 495 91 – 95 425 – 490
86 – 90 405 – 475 86 – 90 395 – 465
81 – 85 370 – 450 81 – 85 370 – 440
76 – 80 345 – 420 76 – 80 335 – 415
71 – 75 320 – 390 71 – 75 310 – 390
66 – 70 290 – 360 66 – 70 280 – 365
61 – 65 265 – 335 61 – 65 250 – 335
56 – 60 235 – 310 56 – 60 220 – 305
51 – 55 210 – 280 51 – 55 195 – 270
46 – 50 180 – 255 46 – 50 165 – 240
41 – 45 155 – 230 41 – 45 140 – 215
36 – 40 125 – 205 36 – 40 115 – 180
31 – 35 105 – 175 31 – 35 95 – 145
26 – 30 85 – 145 26 – 30 75 – 120
21 – 25 60 – 115 21 – 25 60 – 95
16 – 20 30 – 90 16 – 20 45 – 75
11 – 15 5 – 70 11 – 15 30 – 55
6 – 10 5 – 60 6 – 10 10 – 40
1 – 5 5 – 50 1 – 5 5 – 30
0 5 – 35 0 5 – 15

引用:『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6』

TOEICの点数配分の仕組みを知れば、なぜ点数が上がるのか!?

難しい問題よりも易しい問題の方が配点が高い

TOEICで点数が伸び悩む多くのパターンは、時間が足りなくなってしまい最後の問題まで解ききることができなくなるパターンです。その原因は多くの場合、難しい問題に対面した時になんとしてでも解こうとする余り、多くの時間をその問題に割いてしまうことにあります。

ここでTOEICの点数配分の仕組みを思い出していただきたい。

TOEICの配点は統計的な処理、つまり受験者全体の正答率を考慮して決められています。

あなたが難しいと思う問題は、あなたと同じ英語力をもつ人にとっても難しい問題です。そうすると、受験者全体の正答率は難しい問題よりも易しい問題の方が低くなります。

つまり、難しい問題よりも易しい問題の方が配点が高くなるのです。

このことを知っているだけで難しい問題に対面したとき、無闇に時間をかけずに諦めることができるため、最後まで問題を解ききることができます。

そうすれば、今まで時間がなくて解けなかった易しい問題も解くことができるため、点数を上げることができるのです。

リスニングの方がスコアが上げやすい

スコア換算表を見て気づいた方もいるかも知れませんが、同じ素点でもリスニングの方がスコアが高くなります。

例えば、リスニングとリーディングを50問正解した場合、それぞれスコアは以下のようになります。

正解数 スコア
リスニング 50 180 – 255
リーディング 50 165 – 240

同じ50問正解したにもかかわらず、リスニングの方がリーディングよりも高いスコアになっていることがわかりますよね。

ここからわかるのは、リスニングの点数をあげることができれば大きく点数をあげることができるということです。

まとめ

TOEICの点数配分の仕組みを理解することで、点数を上げることができることがお分かりいただけたと思います。

しかしTOEICで高得点を取るためには、やはり英語力は必要不可欠です。1日1日コツコツと英語力を身につけて高得点を狙いましょう!