英語学習しているとよく見かける三単現の用法。
あなたがもしも、
- 「三単現ってどういう意味なの?」
- 「三単現の s、es の使い分けはどのようにしたらいいの?」
と聞かれたとき、自信を持って答えられますか?「そう言われると自信ないな。」と思う人は多いと思います。
この記事では三単現を学習したい人・復習したい人に向けて三単現の内容を基本から発展まで徹底的に解説していきます!
三単現について
「三単現」とは「三人称単数現在形」の略です。「そう言われてもどうゆうこと?」と思う方もいらっしゃるので、「三人称」、「単数」、「現在形」の順に説明していきます!
一人称 | 二人称 | 三人称 | |
単数 | I(私) | You(あなた) | He(彼)
She(彼女) It(それ) |
複数 | We(私たち) | You(あなたたち) | They(彼ら、彼女ら) |
三人称
三人称とは、ある話し手や書き手を表す一人称(I、We)や、聞き手や読み手を表す二人称(You)以外を指します。
例:He、She、Itなど
単数
ここでの単数とは主語にあたる人や物が単数、つまり、1人もしくは1つとなる場合を指します。
例:I、You、He、Sheなど
現在形
現在形とは現在の行動を表す動詞の形を指します。過去の行動には過去形の動詞を使い、未来の行動には未来形の動詞を使います。
簡単にまとめると、三単現のs、esが動詞の後ろにつく条件は
- 主語が単数(1人か1つ)であり、「I」、「You」ではないとき
- 動詞の形が現在形であるとき
上記の2つの条件を満たしているときです。
したがって、三単現は「He、She、It」+ 現在形のときしか使わないということになります。
三単現のs、es の使い分け
三単現は単純に「s」や「es」を動詞の後ろにつける場合もあれば、そうではない場合もあります。それは動詞によって変わってきます。
「動詞の数だけ覚えないといけないの?」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。三単現の「s」、「es」の付け方は簡単にパターン化することができます。
sをつける動詞
三単現の場合ほとんどの動詞には「s」がつき、一部の「es」、「ies」をつけるような例外的な動詞を覚えるという考え方がオススメです。
原形 | 三単現 | |
play | → | plays |
call | → | calls |
esをつける動詞
動詞の末尾が「-ss」「-sh」「-ch」「-x」「-o」のいずれかで終わるとき、「s」の代わりに「es」をつけます。これは覚えてしましましょう!
原形 | 三単現 | |
go | → | goes |
do | → | does |
miss | → | misses |
mix | → | mixes |
teach | → | teaches |
watch | → | watches |
finish | → | finishes |
iesをつける動詞
動詞が「子音+y」で終わるとき、「y」を「i」に変えて「es」をつけます。ここで子音とは母音(「a」「i」「u」「e」「o」)以外のアルファベットを指します。
たとえば「study」は子音「d」+yで終わるため、「studies」に、「play」は母音「a」+yとなるため、「plays」になります。
原形 | 三単現 | |
study | → | studies |
carry | → | carries |
cry | → | cries |
fly | → | flies |
hurry | → | hurries |
try | → | tries |
worry | → | worries |
形が変わる動詞
非常によく使われるのですが、上で紹介したルールに当てはまらない動画が2つあります。
1つ目は「be」です。これは文法用語ではbe動詞と呼ばれているもので、「I am…」のamや「you are…」のareに活用される動詞になります。三単現の場合は「is」になります。
2つ目の特別な動詞は「have」です。こちらは三単現の場合は「has」になります。
原形 | 三単現 | |
be | → | is |
have | → | has |
三単現の使い方
三単現の使い方を例文を用いて説明していきます。
三単現の疑問文・否定文は動詞が「be動詞」であるのか「一般動詞」(be動詞以外の動詞)であるのかで作り方が大きく異なってきます。
下の表のように2つの肯定文「This is a pen.」と「This train goes to Kyoto.」を用意して、これらを疑問文と否定文に変化させてみます。
肯定文 | This is a pen.
(これはペンです。) |
This train goes to Kyoto.
(この電車は京都行きです。) |
疑問文 | Is this a pen?
(これはペンですか?) |
Does this train go to Kyoto?
(この電車は京都行きですか?) |
否定文 | This is not a pen.
(これはペンではありません。) |
This train doesn’t go to Kyoto.
(この電車は京都行きではありません。) |
三単現の疑問文では、
「be動詞」の場合、動詞を先頭にもってくることで疑問文になります。
「一般動詞」の場合、「does」を先頭に挿入し、三単現の「s」「es」を取り除くことで疑問文になります。
三単現の否定文では、
「be動詞」の場合、「be動詞」の後ろに「not」をおくことで否定文になります。
「一般動詞」の場合、「一般動詞」の前に「does not(doesn’t)」を挿入し、三単現の「s」「es」を取り除くことで否定文となります。
まとめ
この記事では三単現の基礎についてご説明してきました。慣れるまでは三人称単数の見分けがつかなかったり、語尾に「s」を付けるのか「es」を付けるのか迷ったりすることがあるかと思いますが、数をこなせば感覚的に分かるようになってきます。
三単現の知識は英語を読むときも書くときも必要になってくる知識です。これを機に三単現をマスターして、英語力を確実に高めていきましょう!