TOEICの勉強を始めようと思った際に、まず最初に目指すことが多いスコアであるTOEIC500点。
なんとなく周囲に言われて目標点数に設定してみたけど…
- どのくらい勉強すればいいのか。
- 実際の難易度はどのくらいなのか。
いろいろなことがわからないまま目標として掲げている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなTOEICの登竜門ともいえるスコアであるTOEIC500点の難易度や対策方法、おすすめの勉強方法をご紹介します。
そもそもTOEIC500点って社会的にどのくらいの評価なの?
TOEIC500点を目指してみたはいいものの、実際に社会的にはどのくらい評価されるスコアなのか感覚的に掴めていない方もいるのではないでしょうか。
まずは勉強のモチベーションをアップさせるために
TOEIC500点のスコアを持っているとどのくらいの評価を得られるのか知るところから始めてみるのもいいかもしれません。
海外赴任
将来的に海外で仕事をしたい!と考えている方がまず目指すべきスコアがTOEIC500点です。
もちろん、このスコアを取ればすぐにでも海外で仕事ができるというわけではありませんが、海外赴任の希望を出す際にはTOEIC500点を持っていることを条件としている企業も多いようです。
「夢を叶えるための足掛かりとなるスコア」という位置付けになるイメージですね。
昇進・昇格
TOEIC500点を昇進や昇格の条件にしている会社は多くあります。たとえばNTN株式会社は、TOEIC470点以上を管理職昇格試験の条件に設定しているそうです。
そのほかにもデンソーテクノ株式会社の課長格への昇格要件として設定していたりと、様々な企業で昇格の条件となっています。
TOEIC500点は、管理職への第一歩としての側面もあるスコアと言えるでしょう。
TOEIC500点の難易度は?
990点満点の約半分程度の点数だから、少し勉強すれば取れるのでは?と思っている方もいるかと思いますが、案外油断できない難易度なんです。
TOEIC500点は英語中級レベル
2020年1月に実施されたTOEIC L&R公開テストの平均点は581.2点です。これは「TOEICを勉強している人の平均点」なので、英語レベルが高い層の平均値といえるでしょう。
事実、495点未満の TOEIC受験者の割合は33.1%おり、今までTOEICを受験したことのない人も含めればTOEIC500点は中級以上の難易度といえます。
具体的な勉強時間は?
では具体的に、TOEIC500点に到達するにはどれくらいの勉強時間が必要になるのでしょうか?
TOEIC300点の人がTOEIC500点を目指す場合には、750~900時間ほどの勉強時間を確保する必要があると言われています。
TOEIC300点は中学英語の知識がほぼないレベルですので、英語知識がゼロの状態から勉強する場合にはかなりの時間が掛かると考えておいた方がいいでしょう。
TOEIC500点に到達するための勉強方法
TOEICの参考書は、中学英語の内容を理解していることが前提の解説をしているものが多く、初心者からすると分かりにくい印象を受ける場合があります。
「TOEICに向けた勉強が初めて」という方は、中学・高校レベルの英語を見直すところから始めてみてはいかがでしょうか。
TOEIC500点を獲得するための具体的な対策
リスニング
リスニングで重要になってくるのはパート1・2の対策です。
TOEICはリスニングがパート1から4、リーディングがパート5から7の7パートで構成されています。
TOEIC500点は、基礎的な内容ができていれば到達できるスコアなので、基礎となるパート1・2を固めることを優先しましょう。
リーディング
リーディングも同様に、基礎となるパート5・6を重点的に解くようにするのがおすすめです。
パート7はTOEICの中でも最も難しいパートと言われています。
そこに時間をとられて本来なら解けるはずのパート5・6の問題を落としてしまわないようにしましょう。
TOEIC500点到達におすすめの参考書
TOEIC(R) L & R テスト 全パート攻略 絶対突破! 500点
TOEIC500点を取るには、まずTOEICというテストがどのように構成されているのか、全体図を把握することが大切です。
各パートごとの特徴を掴み、得点を稼ぐ具体的なイメージを持てるようになるためにおすすめの参考書です。
まとめ:TOEIC500点について
今回はTOEIC500点の社会的評価、難易度レベル、具体的な勉強方法についてご紹介しました。
TOEIC初心者からすると意外にも高いハードルとなりうるスコアではありますが
英語を仕事にしたり使いこなせるようになるための、土台となる実力を身につけられるスコアとも言えると思います。
英語の基礎を築き上げる目標として、TOEIC500点を目指してみてもいいかもしれませんね。