大家好!
今回は、時間の長さを示す表現、時量表現について説明していきます。
その中で、名量詞や動量詞と並んで紹介される動量詞とは何かをみていきます。
あなたは「昨日は一時間中国語を勉強しました。」を言えますか?
基本的に動作量表現と変わらないので安心してください^^
【中国語】時間の長さを示す表現とは
時間を使った表現とは、主に時量詞を使った表現のことです。
時量表現とか、時間の長さを示す表現などと呼ばれますが、今回は、時量詞以外の単語についても確認します。
例:
“我每天工作八个小时。”
—私は毎日八時間働く。
“让你久等了。”
—お待たせしました。
【中国語】時間の長さを示す表現の特徴
ここでは、時間を使った表現の特徴について説明していきます。
時量詞とはなにか
時量詞とは、量詞のうち「時間の長さを数えるもの」のことです。
量詞とは何か―名量詞―で、中国語では数えるものの違いで使われる量詞が変わることを確認しました。
①事物 →名量詞
②動作量 →動量詞
③時間の長さ →時量詞
の3種類の量詞があることを確認しました。
また、「1時と1時間はなんと言うか」もわかりますか?
⇒時点と時量について
今回はまず、
時間を使った表現における時量詞について確認していきましょう。
よく使う時量詞?
名量詞や動量詞とは異なり、
とくによく使う時量詞というものはありません。
また、この時量詞は
「時量補語」と呼ばれることもあります。
具体的な注意としては、
間違いやすい時を表す表現を確認してください。
例:
二号 èr hào
⇒二日
两天 liǎng tiān
⇒二日間
時間の長さを示す表現の語順
時量詞がなにか確認できたところで本題に入ります。
まずは、
<数詞+動量詞>をひとまとまりに考えましょう。
これが、時量詞が機能するときの基本的な単位です。
基本形:
<動詞> + <数詞> + <時量詞> + <目的語>
英語とは異なり、
時間の長さは目的語より前に置く!
しかし、
目的語が代名詞の時は後ろに時間の長さを置く
例:
“我昨天看了两个小时电视。”
—私は昨日二時間テレビを見ました。
※目的語は普通名詞
“他们前天在迪士尼玩了一天。”
—彼らはおとといディズニーで一日遊んだ。
※目的語が置かれないパターン
“我等了他半天。”
―私は彼を半日待った。
※目的語が代名詞
また、動作が瞬時に終わる動詞、
瞬間動詞の時には、訳すときに注意。
“我爸死了三天了。”
—私の父が死んで三日になる。
一歩進んで!
実は普通名詞を目的語とするときに、目的語の直前に”的”を置くことができます。
例えば、「昨日一時間中国語を勉強しました。」なら
①”我昨天学了一个小时汉语。”
②”我昨天学了一个小时的汉语。”
と二つの方法で示すことができます。
これを意識していれば、
時量詞の後に目的語を置く
を間違えないと思います。
ちなみに、意味は同じです。
中国語ネイティブの間でもどちらが口語で、どちらが書面語であるかも揺れがあります。
あるネイティブが
①中国語を1時間学んだ。
②1時間分の中国語を学んだ。
ということを言ってくれました。
“的”が入ると、「1時間」が少し強調されると感じる人もいるようです。
簡単ですね!では、例文を見ていきましょう、
【中国語】時間の長さを示す表現の例文をみてみよう!
最後に例文をみて時間を使った表現を確認しましょう。
“让你久等了,真抱歉。”
―お待たせしました。本当にごめんなさい。
※決まった言い方
“好久不见。”
―お久しぶりです。
※決まった言い方。long time no see.
“今天终于吃到了寿司,我好久没吃了!”
※好久の位置に注意
“昨天玩了很长时间的手机。”
昨日は長い時間スマホで遊んだ。
※很长”的”时间の”的”は省略可能
“我每天为了挣钱至少打两个小时工”
私は毎日お金を稼ぐために少なくとも二時間バイトする。
※打//工 離合詞
“他们在北京呆了两三天。”
―彼らは北京で二、三日泊まった。
“你认识他多久了?”
あなたは彼と知り合ってっからどのくらいになった?
※”多久”≒”多长时间”。”认识”は一回きりの動作。
まとめ:時間の長さを示す表現とは、主に時量詞を使い動作の長さを表す表現
今回は、時間を使った表現について解説しました。
“我昨天学了一个小时的汉语。”
という文を覚えていれば大体のことに対応できそうです。
大事なのは、時間を使った表現と、実現・完了の “了”、変化の “了”の相性がいいので組み合わせて覚えることです。
文法事項を1つ1つ積み重ね、中国語マスターへの道を進みましょう!