「対不起」や「不好意思」ってどういう意味?どうやって発音するの?
実際の意味と発音を学んで、お友達や先生や店員さんを驚かせちゃいましょう♪
中国語の「ドゥイブチー(対不起)」の意味
ドゥイブチー(対不起)は、中国語で「ごめんなさい。」を意味します。
「対」と書かれることが多いのですが、中国語(簡体字)では「对 」と書きます。
なにが違うって、「対」の点がないのが「对 」(簡体字)です!
「对」は『向かい合う』を意味します。
「不起」の二つは日本人としても見慣れた漢字ですね^^
「不起」は、『~できない』を意味します。
「ドゥイ」(对)=向き合う
「ブチー」(不起 )=~できない
「ドゥイブチー」(对不起 )=顔向けできない=ごめんなさい
もう少し詳しく知りたい!
「对不起 」の「不起」は「可能補語」と言われます。
もし、詳しく知りたい方は、可能補語をマスターする!をご覧ください。
「不起」は、条件や制限があって「~できない」を表すのです。
「ドゥイブチー(对不起)」と「ブーハオイース(不好意思)」の違い
「ドゥイブチー(対不起)」も「ブーハオイース(不好意思)」も「ごめんなさい」という意味を持っています。
また、各種辞書を見てみると
「不好意思」は『きまりがわるい』『厚かましくて~できない』という意味も持っていることがわかります。
さらに、「どう使いわけるか」について、中国語ネイティブ15人に聞いてみました!
まとめると以下の通り
「对不起」⇒比較的フォーマルで、謝る気持ちが強い
「不好意思」⇒比較的口語的で、何かものを借りるときの掛け声にもなる
というわけで、
「对不起」=ごめんなさい
「不好意思」=すみません
と覚えてもいいですね♪
※台湾ではよく「不好意思」が使われるようです。
使用例で確認してみよう!
使用例①:しっかりと謝る「对不起」
“对不起,您所拨打的电话已关机。 ”
―申し訳ございません。おかけになった電話は、(現在)電源が入っておりません。
使用例②:軽めに謝る「不好意思」
“不好意思,我来晚了。让你久等了。 ”
―すみません。(来るのが)遅くなりました。お待たせしました。
使用例③:呼びかけに使う「不好意思」
“不好意思,我想请问… ”
―すみません。ちょっとお聞きしたいのですが…
※この用法は台湾で多いかもしれない
「ドゥイブチー(対不起)」の正しい中国語の発音
中国語には、音の高さで意味を区別する「声調(せいちょう)」というルールがあります。日本語では「橋」と「箸」はアクセントの違いでその意味を区別します。中国語にも似たようなルール「声調」があるのですね!
まずは、「ドゥイブチー」の発音を聞いてみましょう!
それでは、細かい発音方法について説明します。
「ドゥイ」「ブ」「チー」それぞれの発音
- ドゥイ “对” duì
「声を出しながら音を下げる」(4声)
※カラスの鳴き声をイメージ!
- ブ “不” bu
「ひょっとこのように突き出した口で、軽く発音」(軽声)
※かるーく付け足す感じで♪
- チー “起” qǐ
「口を横にひっぱって、音を低く抑える」(3声)
※溜息を吐くイメージ!
「ドゥイブチー」の発音
「ドゥイブチー(对不起)」の音声:
※漢字の右側に書いた文字は、「ピンイン」と呼ばれる発音記号です。
自分の発音を確かめる方法!
もし自分の発音が正しいのか確認したかったら以下の方法がおすすめです!
- スマホの言語設定を中国語にする
- Google音声認識かSiriに話しかける
- 「对不起」が表示されれば問題なし!
もし表示されなかったら、前にもどって発音の解説をみて練習してみてくださいね^^
「ドゥイブチー」を使った有名な曲
これは、イギリス人が中国語学習者としての「中国語の難しさ」をうたった曲です。
タイトルは、「对不起我的中文不好(ごめんなさい。私の中国語は下手です。)」です!
中国語学習者としては、とっても共感できる内容が歌にこめられています(笑)
ぜひ聞いてみてくださいね♪
「ドゥイブチー(对不起)」以外の中国語の謝罪表現
中国語にはたくさんの謝る表現がありますが、今日から言える簡単な表現について載せておきます!
【謝る表現】
「ドゥイブチー(对不起)」
―ごめんなさい。
「ブーハオイース(不好意思)」
―すみません。
※きまりがわるい、を表すこともある
「バオチエン(抱歉)」
―申し訳ありません。
※書面語としても使えるかしこまった言い方
「チンユエンリアンウォー(请原谅我)」
―どうかお許しください
※大きな過ちを犯してしまったときに使う
【謝罪の返事の表現】
「メイシュー(没事)」
―大丈夫ですよ(なんてことない)
「メイグアンシー(没关系)」
―大丈夫ですよ(関係ないよ)
まとめ:ドゥイブチーは、中国語で“对不起”と書き、「ごめんなさい」を表す
中国語には高さによって意味を区別するルール「四声(声調)」がありますので、間違えないようにしましょう!
「不好意思」や「抱歉」、さらに「大丈夫だよ!」という言い方も学びました。
ぜひお友達や先生、店員さんに使ってみてくださいね!
それでは、またね!
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※中国語を全く知らない方に向けて一部簡略化している個所があります。ご了承ください。