Bonjour ! Comment ça va ?
フランス語の単語のつながりをマスターしよう!
今回はフランス語を読むうえで欠かせない
3つの基礎を学びます。
すでに勉強したことのある人でも実は間違えることがかなり多いポイントです!
要注意!
【フランス語】単語のつながりとは?
フランス語では、特定の単語が続いた時に
発音(時には表記も)が変わることがあります。
これはフランス語を勉強する上では欠かせません!
また、これらの規則によって
フランス語特有の滑らかな音が生まれています!
具体的に覚えるべき規則は3つです
① Liaison(リエゾン)
➁ Enchaînement(アンシェヌマン)
③ Elision(エリジオン)
以下、1つずつ説明していきます。
【フランス語】規則① Liaison(リエゾン)
リエゾンとは
子音で終わる単語の次に母音で始まる単語が置かれたときに、
音がつながって読まれることです。
説明だけではわかりづらいので
早速例を見てみましょう!
(実際の発音とは少しずれますが、便宜上カタカナをふっています)
Petit ami 恋人
(プティ アミ→プティタミ)
Cet enfant この子供
(セ アンファン→セタンファン)
Vous habitez あなたは住んでいる
(ヴ アビテ→ヴザビテ)
赤で示された子音と母音が一つの音につながっているのが分かります。
ここで注意してほしいのは、
リエゾンでは
1つ目の単語の子音はもともとは発音されない
という点です。(フランス語では、多くの子音は語末に置かれると発音されません)
これらの子音は後ろに母音があって初めて発音されます。
言い換えれば、リエゾンでは
もともとなかった音が発生する
ということです。
起きてるのにゃ??
これはフランス語ではhは発音されないため、hの後ろのaがリエゾンでsとつながっているのです
(ただ実はhには二種類あり、リエゾンを打ち消すようなhもあります。これについては今後別で扱う予定です)
そして最後にお伝えしておきたいのは、
リエゾンには
- 「必ずするとき」
- 「してはいけないとき」
- 「どちらでもよいとき」
の3つがあるということです。
「なんだそれ!?」と思ったあなた、
その通りです、これは本当に厄介なルールです(筆者も悩まされました)。
これを攻略するにはなかなか長い道のりがあります、、、
これだけで1つ記事ができてしまうので今はひとまず忘れてOKです(笑)
【フランス語】規則➁ Enchaînement(アンシェヌマン)
アンシェヌマンはリエゾンと似ており、2つの単語の音がつながります。
そのため、
この2つを混同して覚えてしまう人が多い
のです。
ここではこの2つの違いをしっかり理解しましょう!
それでは例から見ていきましょう。
Il est 彼は
(イル エ→イレ)
Sac à dos リュック
(サック ア ド→サカ ド)
Louis habite au Japon.
ルイは日本に住んでいる。
(ルイ アビトゥ オ ジャポン→ルイ アビト ジャポン)
リエゾンとの違いが分かりましたか?
リエゾンとは異なり、アンシェヌマンでは
1つ目の単語の最後の子音はもともと発音されるもの
なのです。
つまり、アンシェヌマンでは
2つの音が1つになるのです。
リエゾンよりもシンプルですね。
なんでアンシェヌマンが起きるのにゃ??
それは3つ目のhabiteの最後のeは発音されないからです。
(-erで終わる動詞の単数形活用では最後のeは発音されず、子音字の音で単語が終わります)
そのためtとauがアンシェヌマンで結びついているのです。
*補足
リエゾン同様2つ目の単語の語頭がhだった場合にもアンシェヌマンは起こります。
【フランス語】規則③ Elision(エリジオン)
最後の規則はエリジオンです。
エリジオンはこれまでの2つ(リエゾン・アンシェヌマン)と2点で大きく異なります。
その2点とは、
- 1つ目の単語は必ず母音で終わる
- 単語の綴りが変わる
例を見ていきましょう。
親切ですね。
(ス エ ジョンティル→セ ジョンティル)Je arrive. → J’arrive.
今行きます。
(ジュ アリーヴ→ジャリーヴ)Il aime le anglais. → Il aime l’anglais.
彼は英語が好きです
(イル エム ル オングレ→イレム ロングレ)
*イレムの部分はアンシェヌマンが起こっています。
赤字は発音、青字は綴りの変化
このように、エリジオンは
1つ目の単語が母音で終わり、
2つ目の単語が母音(またはh)で始まる場合
に起こります。
つまり
2つ母音が重なったから1つ省略
してしまおうという話です。
省略の仕方は、
- 1つ目の単語の語末の母音を消し
- アポストロフを付ける
- 2つ目の単語とくっつける
1 Ce→C
2 C→C’
3 C’+est→C’est
この綴りの変化に伴い発音も変化しますが、
アポストロフを無視して1つの単語のように発音
すれば基本的には問題ありません。
注意点としては、エリジオンは母音が重ねればいつでも起こるというわけではありません。
正確には、一音節の代名詞や冠詞の後ろに母音(あるいはh)から始まる単語が置かれたときに起こります。
確かにこの説明を聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、エリジオンはかなり単純な規則です。
そのうえフランス語を勉強する中でとても頻繁に見かけるので、徐々に慣れていくはずです。
今日紹介した3つの中では間違いなく一番理解しやすいのであまり心配いりませんよ。
まとめ:リエゾンとアンシェヌマンの違いに注意、エリジオンは慣れる!
今回はフランス語における単語のつながりの規則を勉強しました。
リエゾン
→(子音で終わる単語)+(母音またはhで始まる単語)
・1つ目の単語は語末をもともと発音しないもの
・もとはなかった音ができる
アンシェヌマン
→リエゾンと似ている
・1つ目の単語は語末をもともと発音するもの
・2つの音が結びつく
エリジオン
→(母音で終わる単語)+(母音で始まる単語)
・綴りも発音も変化
・徐々に慣れていく
これら3つの基礎はフランス語を学んでいくうえでの欠かせない基礎です。
しっかりマスターして、滑らかなフランス語を話してみましょう!