大家好!
今回は、経験を表すアスペクト助詞 “过”について説明します。
「私は中国に行ったことがありません(´;ω;`)」はなんと言う?
さっそく見ていきましょう。
【中国語】経験を表すアスペクト助詞 “过”とは
経験を表すアスペクト助詞 “过”とは、
動詞の後について「~したことがある」を表す助詞のことです。
例:
我之前来过这里。
―私は前ここに来たことがある。
他没躺着看过书。
―彼は横になって本を読んだことがない。
【中国語】経験を表すアスペクト助詞 “过”の特徴
ここでは、経験を表すアスペクト助詞 “过”について説明します。
経験を表すアスペクト助詞 “过”の発音
経験を表すアスペクト助詞 “过”は、
常に軽声で発音されます。
第4声ではないので気を付けてください。
経験を表すアスペクト助詞 “过”の用法
用法は、超簡単。
動詞の後に过を付けるだけです。
そして、
経験を表すということは過去のことを表しているので、
“没”を使って否定形を作ります。
その際、
完了のアスペクト”了”とは異なり、没を付けても動詞直後の”过”は残ります。
肯定形:
我妈去过小明家。
―母は明くんの家に行ったことがある。
否定形:
我妈没去过小明家。
―母は明くんの家に行ったことがない。
否定形を使用する場合には、副詞”从来”(これまで~)が共起することが多いです。。
また、疑問形については文末に “吗?” を付けるか、反復疑問文にします。
疑問形:
你去过小明家吗?
―あなたは明くんの家に行ったことがある?
你去过小明家没有?
反復疑問文の作り方については、反復疑問文を参照。
その他の注意事項
文章読解の際には、動詞についている”过”が本当に経験を表すアスペクト助詞 “过”であるかどうかに気を付けましょう。
例:
“我已经洗过澡了”
―私はもう風呂に入り切った。
このように、動詞の後につく結果補語(「最後まで~しきる」を表す)かもしれません。
また、連動文では作文の際に注意が必要です。
経験を表すアスペクト “过”は、<動詞2> につき、否定の副詞”没”は、<動詞句1>の前につく
例:飛行機で名古屋に行ったことがある。
我坐飞机去过名古屋。
我没坐飞机去过名古屋。
詳しい説明については、連動文とは何か?を参照。
【中国語】経験を表すアスペクト助詞 “过”の例文を見てみよう!
最後にまとめて例文を確認しておきましょう。
“你去年参加过我们的活动吗?”
—去年私たちの活動に参加したことある?
“我从来没做过这道菜。”
—この料理は今までつくったことがない。
“你喝过珍珠奶茶吗?”
—タピオカ(ミルクティ)は飲んだことある?
”我喝过。”
―飲んだことある。
“你学过汉语吗?”
—中国語学んだことある?
“我之前见过他三次。”
—以前彼に三回会ったことがある。
“这件事我以前也说过。”
—このことは、前にも話したことがある。
“你们讨论过这样的话题吗?”
—君たちはこのようなトピックを話しあったことがありますか?
“你在北京留学过一年。”
―北京に一年間留学したことがある。
“我没去过中国。”
―私は中国に行ったことがない。
まとめ:経験を表すアスペクト助詞 “过”は、動詞の後について、「~したことがある」という経験を表す。
今回は、経験を表すアスペクト助詞 “过”とは何かを確認しました。
とっても簡単に覚えられる上に、よく使う表現なのでぱぱっと覚えちゃいましょう!
文法事項を1つ1つ積み重ね、中国語マスターへの道を進みましょう!