¡Hola! ¿Qué tal?
“El libro está encima de la mesa.”
と
“Hay un libro encima de la mesa”
の意味の違いを説明できますか?
“¿Cómo es María?”
と
“¿Cómo está María?”
それぞれに適切に回答できますか?
今回は初学者がつまずきやすいser, estar, hayの違いを徹底解説!
【スペイン語】hayと動詞estarの違い
①El libro está encima de la mesa.
②Hay un libro encima de la mesa.
これらの文は訳すとどんな意味になりますか?
たしかに、両方とも同じような意味として捉えられますよね。
ですが、実際には、
「一番言いたいこと」に差があるんです。
①動詞estarの意味
動詞estarは「特定のもの」の<場所>を言い表すものである、ということです。
つまり、①の文では、
encima de la mesa―机の上に、という
<場所>に焦点が当てられています。
なので、話者の「一番言いたいこと」は、
その本の所在地ということになります。
②hayの意味
hayは「不特定のもの」の<存在>を言い表すものである、ということです。
つまり、②の文では、hay un libro―本がある、という
<存在>に焦点が当てられています。
よって、話者の「一番言いたいこと」は、
その本が存在している事実ということになります。
hayはそもそも場所を伝えるものではないのです。その証拠に場所を表す語句が存在しなくてもhayを使った構文は文として成立します。
例:Hay muchas cosas que hacer.
―やらなければいけないことがたくさんある。
動詞estarが<場所>に焦点を当てているいうことは、その主語たる事物や人が何なのか、何者なのかという情報はすでに与えられているはずです。なので、動詞estarの主語になれるのは「特定のもの」だけなのです。
一方、hayの場合、その文によって<存在>が伝えられるわけですから、その事物や人を特定するための情報がそれより前の時点で出てきているはずがありません。よって、hay構文で<存在>に言及される名詞は「不特定のもの」になるのです。
【スペイン語】動詞serと動詞estarの違い
①¿Cómo es María?
②¿Cómo está María?
この二つの文で違いがあるのは動詞ですね。ではその違いは何でしょうか?
たしかに、serとestarの個別のページではその様に説明しましたし、その認識で間違いはないです。
しかし、この二つの動詞の間には差があります。
①動詞serの意味
動詞serの意味は<性質・所属>など、
「主語がどういう人/もの」なのかを述べるものです。
なので、¿Cómo es María?は、
マリアはどんな人か?を聞いていることになり、マリアの性格などを答えることになります。
回答例:
Es simpática.
―彼女は愛想がいい。
Es optimista.
―彼女は楽観主義的な人だ。
Es enfadadiza.
―彼女は怒りっぽい。
②動詞estarの意味
動詞estarは
「現時点での主語の具体的な様子、状態」について言及します。
なので、¿Cómo está María?は
マリアが今どんな様子か?を聞いていることになります。
回答例:
Está confusa.
―彼女は困っている。
Está enferma.
―彼女は病気にかかっている。
Está enfadada.
―彼女は怒っている。
映画の善し悪しには動詞serが使われますが、料理の味の善し悪しについては動詞estarが使われます。
映画などはいつ見てもその内容は変わりませんが、料理は味付けや温度などがまちまちですね。なので、その時点での状態を述べるのがより好ましいのです。
例:
La película es buena.
―その映画は面白い。
La sopa está buena.
―そのスープは美味しい。
【スペイン語】ser, estar, hayの違いのまとめ
今回は紛らわしい動詞ser, estar, hayの区別を勉強しました。
①hayの焦点は<存在>
②estarの焦点は<所在地>
③serは<性質・所属>を表す
④estarは<状態・様子>を表す
それぞれ、伝えたい中心の事柄を把握するのが大事になります。この区別をマスターして、ステップアップしていきましょう!
¡Hasta luego!