中国語

【中国語文法基礎】介詞 “给” を使った表現

介詞 “给” を使った表現

大家好!

二重目的語をとる動詞 “给”(あげる) はマスターしましたか?

それでは、介詞 “给” はどんな意味をもつのでしょうか?

非常によく使う介詞なので、忘れないようにたくさん復習しましょう。
さっそく見ていきましょう。

【中国語】介詞 “给” を使った表現とは

介詞 “给” を使った表現とは、
介詞 “给” を使って、主に「…(のため)に~する。」を表す文法項目です。

基本形:
“给” + <人・組織> + <動詞>

例:
“我给他打了个电话。”
Wǒ gěi tā dǎle ge diànhuà.
—私は、彼にちょっと電話をかけた。

※このページでは、介詞 “给” の受身の用法は扱いません。

【中国語】介詞 “给” を使った表現の特徴

ここでは、介詞 “给” を使った表現の特徴について説明します。

介詞 “给” を使った表現の用法

まずは、介詞 “给” を使った表現の用法について説明します。

介詞 “给”の直後は基本的に「人や組織」が置かれます。

今回は、介詞 “给”の直後が
Ⅰ.伝達対象
Ⅱ.受益者
Ⅲ.被害者
Ⅳ.自分自身
Ⅴ.対象者
であることによって分類します。
※そのほか、受身「…に~される」を表す用法もあります。

初学者は、

介詞 “给”の直後には、行為の対象者が来る!

と認識していれば大体対応できるはずです。

Ⅰ.介詞 “给”の直後が伝達対象

介詞 “给”の直後が伝達対象である場合は、「(伝達対象)に~する。」を表します。

“给” + <伝達対象> + <動詞>

例:
“给我来个电话吧。” 
Gěi wǒ lái ge diànhuà ba.
—私に電話ちょうだい。

この用法では、二重目的語をとる動詞でも登場した、
授与動詞+”给” の形を多く使用します。

例:
“我送给他那本书。”
Wǒ sòng gěi tā nà běn shū.
—私は、彼にあの本をあげる。

“几乎所有的我中国朋友通过微信发给我消息。”
Jīhū suǒyǒu de wǒ Zhōngguó péngyǒu tōngguo wēixìn fā gěi wǒ xiāoxī.
—だいたいすべての中国人の友達は、wechat経由で連絡をくれる。

もし、動詞の直後に補語やアスペクトが付く場合には、”给”のあとに伝達相手を置くことができることがあります。

“给” + <伝達対象> + <動詞> + <補語など>

例:
〇”他给我送了一朵花。”
Tā gěi wǒ sòngle yì duǒ huā.
—彼は、私に花を贈った。(送り届けた。)

〇”他给我送过一朵花。”
Tā gěi wǒ sòngguò yì duǒ huā.
—彼は、私に花を贈ったことがある。

△”他给我送一朵花。”
Tā gěi wǒ sòng yì duǒ huā.
—彼は、私に花を贈る/送り届ける。

※”给我送” という言うと、「受益者としての私」がイメージされやすいため、「送り届ける」という訳がしっくりくるときがあります。

また、 経験を表すアスペクト “过” を使用する場合には、必ず
“给” + <伝達対象> + <動詞> + “过” になります。

Ⅱ.介詞 “给”の直後が受益者

介詞 “给”の直後が受益者である場合は、「(受益者)のために~する。」を表します。

“给” + <受益者> + <動詞>

例:
“我给你唱一首歌吧。” 
Wǒ gěi nǐ chàng yì shǒu gē ba.
—あなたに1曲歌ってあげましょう。

“我妈给我朋友做了饭。”
Wǒ mā gěi wǒ péngyǒu zuòle fàn.
—母は私の友達にご飯を作ってくれた。

“他们本来要给你看看。”
Tāmen běnlái yào gěi nǐ kàn kan.
—彼らはもともとあなたにちょっと見せてあげるつもりだったのよ

Ⅲ.介詞 “给”の直後が被害者

介詞 “给”の直後が被害者である場合は、「(被害者)に~してしまう。」を表します。

“给” + <被害者> + <動詞>

例:
“给你添麻烦了。”
Gěi nǐ tiān máfanle.
—あなたにご迷惑をおかけしました。

“那支笔给你弄坏了。真抱歉。”
Nà zhī bǐ gěi nǐ nònghuàile. Zhēn bàoqiàn.
—あのペンを壊してしまいました。本当にごめんなさい。

受益者だけでなく、被害者にも使えるのですね!

Ⅳ.介詞 “给”の直後が自分自身

介詞 “给”の直後が自分自身である場合は、

「(私のために、)してください/しろ」(依頼・命令)を表すことがあります。

“给” + “我(们)” + <動詞>

例:
“您能不能给我举个例子?”
Nín néng bùneng gěi wǒ jǔ ge lìzi?
—いくつか例をあげてくださいますか?

“请给我们当翻译。”
Qǐng gěi wǒmen dāng fānyì.
—通訳になっていただけませんか。

“给我滚开!”
Gěi wǒ gǔn kāi!
—うせろ!

“给我停下来!”
Gěi wǒ tíngxialái!
—やめろ!

また、もちろん単に受益者、被害者として自分を置くこともあります。

例:
“我妈妈每天给我做饭。”
Wǒ māma měitiān gěi wǒ zuò fàn.
—私の母は毎日私にご飯をつくってくれる。

“别再也不给我搞事情。”
Bié zài yě bù gěi wǒ gǎo shìqíng.
—二度としでかすな!

日本語に訳すときは、やりもらい表現、「てしまう」を意識すると良いです。

Ⅴ.介詞 “给”の直後が対象者

介詞 “给”の直後が対象者である場合は、「(対象者)に対して~する。」を表します。

これは、介詞”朝” や “向” とほとんど同じ意味で、代替できることが多いです。

例:
“我给我中文老师打了个招呼。” 
Wǒ gěi wǒ Zhōngwén lǎoshī dǎle ge zhāohū.
—私の中国語の先生にちょっと挨拶をした。
➡”我向我中文老师打了个招呼。”
Wǒ xiàng wǒ zhōngwén lǎoshī dǎle ge zhāohū.

“我应该给他道歉。”
Wǒ yīnggāi gěi tā dàoqiàn.
—私は彼に謝るべきです。
➡”我应该向他道歉。”
Wǒ yīnggāi xiàng tā dàoqiàn.

介詞 “给” を使った表現の例文を見てみよう!

最後にまとめて例文を確認しておきましょう。

介詞 “给” を使った表現

“我给你做饭。”
Wǒ gěi nǐ zuò fàn.
—あなたにご飯をつくってあげます。

“你能不能给我看看你手里的地图?”
Nǐ néng bùneng gěi wǒ kàn kan nǐ shǒu lǐ de dìtú?
—私にちょっと手に持っている地図をみせてくれませんか?

“他之后给我重新开启视频通话。”
Tā zhīhòu gěi wǒ chóngxīn kāiqǐ shìpín tōnghuà.
—彼は後で私に改めてビデオ通話を行う。

“我给你介绍他一下吧。”
Wǒ gěi nǐ jièshào tā yíxià ba.
—あなたに彼のことをちょっと紹介しましょう。

“给我走开!”
Gěi wǒ zǒu kāi!
—(視界から)去れ!

“我之前给李老师发过三次短信。”
Wǒ zhīqián gěi Lǐ lǎoshī fāguo sāncì duǎnxìn.
—前に李先生に三回ショートメッセージを送ったことがある。

“我给一个出版公司投稿。”
Wǒ gěi yíge chūbǎn gōngsī tóugǎo.
—ある出版社に投稿する。

“我朋友给我弄坏了我手机。”
Wǒ péngyǒu gěi wǒ nònghuàile wǒ shǒujī.
—私の友達は、わたしのスマホを壊しやがった。

まとめ:介詞 “给” を使った表現とは、介詞 “给” の直後に対象者が置かれる表現方法。

今回は、介詞 “给” を使った様々な表現について勉強してみました。

初学者は、介詞 “给”の直後に対象者が置かれる!

と覚えていれば様々な状況で対応できると思います。

文法事項を1つ1つ積み重ね、中国語マスターへの道を進みましょう!

ABOUT ME
唐
Webメディア外大.net 言語地域記事 総合ディレクター。 これまでに数々の学生団体の運営を通し、NHKやニュースZEROなど国内メディアに多数出演経験あり。 2018年に日本語教育能力検定、HSK6級ともに一発合格。北京清華大学に留学経験あり。 現在は、国内外の日本語教育機関に携わり、中国語母語話者向けの日本語教師を担当している。 タピオカが主食。 ※中国語ピンイン担当:後輩ayaくん