大学3年生の話をきいていると、
「就活って何をすれば良いか分からない…」
という声をよくききます!
「ES(エントリーシート)を書くためのネタを作ろう」
「とりあえずインターンを始めれば良い??」
「面接対策は…」
という従来型の就活の枠で完結したまま4年生になる人も多くいる傾向…。
そこで、就活に少しでも不安を抱えているあなたに知ってもらいたいのが「逆求人型(オファー型・スカウト採用型)就活」です!!
新型コロナウイルスの影響で、学生と企業が直接会う機会が限られている今年の就職活動。そんな中、気に入った学生に企業側からアプローチする「スカウト型」の就活サービスの利用が広がっている。来春卒業する学生だけでなく、2022年卒の学生の動きも早まっていると運営会社の担当者は指摘する。
朝日新聞デジタルが伝えるように、「スカウト型」の就活は近年広がりつつあります。
この記事では、「逆求人サイトとは何か」「21卒内定者が実際に使って良かったと心から思えるサイト」「メリット・注意点」を本気で紹介します!
一つだけ注意したいのは、決して「過去の就活はオワコン…逆求人サイト最高!」ということではありません。
この記事を読んで、通常の就職活動に加えて、新しい形式の就活をすることで、就職における選択の幅が広がることを祈っております。
当記事が本気でオススメする逆求人サイトは、ベネッセが運営している「dodaキャンパス」。
- 大手企業の数
- 適性検査の精度
- 無料イベントや添削サービス
が業界内でもトップレベルで、高い満足度を有しています。
登録は無料ですので、ぜひお試しください。
逆求人サイト(オファー型・スカウト採用型)とは何か
逆求人サイトは、オファー型・スカウト型就活サイトとも呼ばれ、「自己PRや経歴を登録しておくことで、企業側から『私たちの企業にぜひ入りませんか?』とお誘いがくる」サイトのことです。
従来の就活は「就活生が企業を探す→企業のPRをみる→ES(エントリーシート)を出す→面接→内定」という流れでしたが、逆求人就活では「企業が就活生を探す→就活生の自己PRをみる→気になった就活生にオファー→面接→内定」という流れになります。
つまるところ、従来の就活と逆求人就活では、就活を主体的に行う「主語」が、「就活生」か「企業」かという点で異なります。
スカウト採用を取り入れている企業はベンチャー企業など中小企業が多く、あまり大企業では見られません。
大企業のみを狙っている方にとってはあまり役に立たないかもしれませんが、入社直後から実践・本格的なキャリアを積めるベンチャー企業や少人数企業を志望している人にとっては、とても魅力的なサイトでしょう。
また、スカウトと行っても様々なスカウトの種類があります。
- 就活の選考でES(エントリーシート)が免除されるスカウト
- 最終面接へのファストパスがもらえるスカウト
- 即内定がもらえるスカウト
- 社長が主催するお食事会へのスカウト
「自分には何もないから即内定のスカウトなんてこない…」と諦めるのではなく、「食事会へのお誘いや簡単な面談への参加権など、少しだけでも有利になるお誘いが来る」サイトなのだと思って登録するのが良いでしょう!
本気でオススメしたい逆求人サイト(オファー型・スカウト採用型)3つ【全て無料】
それでは、21卒内定者オススメの「逆求人サイト(オファー型・スカウト採用型)」を3つ紹介します。
【まずは登録】dodaキャンパス ー信頼のベネッセが運営【当サイト一押し】
5人に1人が登録!オファー型就活【dodaキャンパス】
「dodaキャンパス」は、教育業界大手のベネッセが運営する逆求人サイトです。
就活生がプロフィールを入力することで、企業の採用担当者から早期インターンや特別な採用オファーが届くようになっています。
登録企業数も6,200社を超え、ベンチャー企業・中小企業からスカウト型就活サイトでは少ない大手企業まで、多くの企業が登録しています。
もちろん無料で利用できます。
dodaキャンパスの良い点は、
- 大手企業の数が圧倒的に多い
- 適性検査の精度が高い
- ベネッセだからこその、無料イベントや添削サービス
です。
大手企業の数が圧倒的に多い
dodaキャンパスは、他のスカウト型就活サイトと比べ、大手・知名度の高い企業の登録が圧倒的に多いです。
一般的な逆求人サイトは、ベンチャー企業や中小企業の利用で成り立っています。
しかしdodaキャンパスは、教育業界に長く携わるベネッセが運営するからこその繋がりで、多くの大手企業をカバーしています。
ES(エントリーシート)を出すのに気が引ける大手企業からオファーがくるかもしれないので、登録をしておいて損はありません。
適性検査の精度が高い
筆者が教育学の講義を受講した際、「ベネッセの適性検査の精度はダントツで高い」ということを耳にしました。
そんな適性検査が、dodaキャンパスに登録すると無料で受けることができます。
自己PR作成やES(エントリーシート)記入の際、「自分の長所・短所・性格」欄で悩むことはありませんか?
適性検査を受ければ、自分の強み・弱みが高い精度で可視化されるので、自己PR作成やES記入が幾分か楽になります。
ベネッセだからこその、無料イベントや添削サービス
教育業界大手のベネッセが運営するサイトだということあって、無料のキャリアイベントや時期に応じた添削サービスなど、成長支援・サポートが充実しています。
業界分析の手法・ES(エントリーシートの書き方)・面接での自己表現・日々の過ごし方などの情報にアクセスできるので、並行して通常の就職活動をする方にとっても有意義なサイトです。
感染症が流行っている状況下、就活情報や企業と接点が作りにくい中で、Web上で学び、企業からオファーを受け取れる貴重なサイトです。
dodaキャンパスについて更に知りたい方は、以下の記事もチェック!
dodaキャンパスの評判や口コミを徹底検証!本当に登録していいの?
【これも登録したい】キミスカ ー累計20万人以上の学生が登録
ベストマッチな企業との出会いがある就活は新しいフィールドへ【キミスカ】
キミスカは、ヘッドハンティングなどの人材事業を行う株式会社グローアップが運営する逆求人サイトです。
企業の採用担当者が学生のプロフィールをチェックして、気になったユーザーにスカウトメッセージを送り、メッセージのやりとりの後、お互いの信頼関係が構築されたタイミングで面接や説明会に進みます。
更にキミスカの特徴として、選考の状況を開示することで、企業から特別選考のスカウトをもらうことができるということがあります。
就活中、「大手企業○○の最終選考まで残った」など自身の選考の報告を乗せることで、「○○の最終選考まで残ったなんてすごいなぁ。気になるから話がききたい」と新たな企業からオファーがくるというものです。
Future Finder(フューチャーファインダー)
Future Finder|人と企業の双方向マッチングサイト
Future Finder(フューチャーファインダー)は、心理統計学分析で自分の特性に合う求人が探せる逆求人サイトです。
登録時に適合診断を受験し、自分自身の特性を知ることができるので、就活時の自己分析がスムーズにいくようになります。
また、適合診断の結果をもとに、自分の結果とマッチする企業・組織をサイト内で検索することができるので、就職後のミスマッチを極力減らすことができます。
逆求人サイトなので、もちろん企業から直接スカウトをもらうことができ、オファーをしてくる企業は自分自身と適合していると診断される企業なので、就職活動の成功率がより高まります。
Future Finderの良い点は、
- 登録学生数が2021年卒15万名と業界最大級
- 心理統計学を基にした特性診断が無料
- 特性がマッチする企業からの特別スカウト
です。
登録学生数が2021年卒15万名と業界最大級
Future Finderは、サービスの充実さから登録学生数が年々増え、2021年卒では15万名ほどが登録しているといわれています。
登録ユーザーが増えれば、登録者限定の「選考対策イベント」や「スカウト型マッチングイベント」もさらに拡充されるので、利用者側のメリットが大きくなります。
また最近では、選考イベントに大手企業も参加しているようなので、ますます魅力的なサービスになっていくでしょう。
心理統計学を基にした特性診断が無料
Future Finderでは、登録時にあなたの格的な分析を行い、16タイプの性格に分け、さらには詳細分析まで行います。
分析結果は、「本性、強み・弱み」「ビジネスセンス」「活躍できる仕事の内容」「マッチする企業の社風」などを知るための自己分析にも使われます。
また、Facebookに登録している友達の範囲で、友達と自分を比較でき、自分を相対的・客観的に分析することもできるなど、分析を通じて自分だけで考えるだけでは得られなかった「自分像」を知ることができます。
特性がマッチする企業からの特別スカウト
「特性分析」を行うのは学生側だけではありません。
企業側も本格的な分析を行うことで、
- マッチする組織風土の会社かどうか
- 活躍できる仕事内容の会社かどうか
- その会社に入社する場合、何に注意すれば活躍人材になれるか
を自分の性格と照らし合わせて知ることができます。
企業側の「特性分析」を行なっている逆求人サイトは少ないので、ぜひFutute Finderを活用しましょう!
逆求人サイト(オファー型・スカウト採用型)を利用するメリット・理由
逆求人サイト(オファー型・スカウト採用型)を利用するメリット・理由として、
- 志望する業界だけど、今まで知らなかった企業からスカウトが来る
- 志望していなかった業界からスカウトが来る
- 自分に興味がある企業からスカウトが来るので、話しやすい
- 選考のステップをいくつか免除できるスカウトが来ることがある
- 1つの自己PR文で、複数の企業に対してアピールできる
ことなどが挙げられます。
メリット①: 志望する業界だけど、今まで知らなかった企業からスカウトが来る
就活を始める際、多くの就活生は自分の経歴や興味を整理し、志望する業界を決めます。
しかし志望業界が決まっても、その業界の企業に関して、大手企業しか知らない就活生がほとんどです。
大手企業だけを目指す人であれば良いのですが、大手企業には
- 大手企業は倍率が高い
- 研修や部署が多く、本当に自分のやりたいことができるかどうかは入ってからでないと分からないことが多い
というデメリットも多くあります。
逆求人サイトを使えば、自分から企業を探すことなく、今自分を必要としている企業を多く知ることができます。
自分の入りたい業界内での選択肢を増やしたい方には、うってつけのサイトです。
メリット②: 志望していなかった業界からスカウトが来る
就活は基本、能動的に動かないと何も情報が入ってきません。
自分の志望する業界については調べるので多くの情報が入ってきても、他の業界の情報は一切入ってこないということはよくあります。
そのことが原因で、就活を終えた後に「あの業界の方が業務も報酬も魅力的」「本当にやりたいのは違う業界だった…学生の時に知っていれば」と後悔する先輩方も多くいます。
逆求人サイトでは、自己PRをみて「うちの業界に来て欲しい」と思った企業からスカウトが来ます。
自分が想定していなかった業界からオファーがくるので、様々な業界を覗くことができます。
また企業側は、自己PRをみて「業界に適している」と判断しオファーをするので、自分に合った業界が見つかるかもしれません。
メリット③: 自分に興味がある企業からスカウトが来るので、話しやすい
一般的な企業説明会や採用面接では、就活生が各企業に赴くシステムになっているので、企業側が各就活生に興味を持っているとは限りません。
しかし逆求人就活では、企業側から就活生にオファーをしているので、ほとんどの場合に置いて「企業側があなたに興味を持っている」状態です。
懇談会や面接の場も雑談が多くなることがあり、「ありのままの自分を出せる」ので、肩の力を抜いて就活ができます。
メリット④: 選考のステップをいくつか免除できるスカウトが来ることがある
逆求人就活の「スカウト」には様々な種類がありますが、中には「ES(エントリーシート)が免除されるスカウト」「いきなり最終選考を受けられるスカウト」「即採用に繋がるスカウト」があります。
こういった「ファストパス的スカウト」は、早めに行われることが多く、周りより早く就活を終わらせることも可能になります。
メリット⑤: 1つの自己PR文で、複数の企業に対してアピールできる
通常の就活では、受けたい企業ごとにES(エントリーシート)を提出しなければなりません。
それに対し逆求人サイトでは、「1つの自己PR文を提出すれば、複数の企業が閲覧できる」点が魅力的です。
企業ごとにESを書き直す必要がなく、就活の手間を省くことができます。
また、企業に合わせて自己紹介をするのではなく、自分自身を好きな形で紹介することができるので、「ありのままの自分」を表現でき、ストレスもたまらずにすみます。
また、自己PR作成では「自分が今までしてきたことや考えたこと」を広くまとめ直すので、ESを書いたり面接で話したりする際のネタを用意することができます。
逆求人サイト(オファー型・スカウト採用型)を利用するデメリット・注意点
逆求人サイト(オファー型・スカウト採用型)を利用するデメリット・注意点として、
- 自己PRを充実させないと企業からスカウトが来ない
- 大企業からのスカウトが少ない
- 企業の人事部の数合わせに使われる可能性がある
ことなどが挙げられます。
注意点①: 自己PRを充実させないと企業からスカウトが来ない
通常の就活とは異なり、逆求人就活では自己紹介を書いた後は基本受け身の状態になります。
自分の書いた自己PRを読んで気になった企業を待つだけです。
そのため、企業が一度読んで気になるような自己PR文を書かなくてはなりません。
しかし特別な体験や資格を記載しなければならないということではありません。
企業はあなたを判断する材料が、自己PR文しかないのです。
あなたの人となりが分かるよう、今まで生きてきた道を具体的に・詳細に自己PR文に記述すれば、自然と企業側からオファーがくるでしょう。
注意点②: 大企業からのスカウトが少ない
大企業や知名度の高い会社には、自然と就活生が集まってきます。
そのため、逆求人サイトを使うメリットが企業側にはあまりありません。
逆求人サイトでスカウトをしてくる企業は、ベンチャーや中小が中心です。
どうしても大企業で働きたいとい方は、「ES(エントリーシート)を出して、試験や面接を受ける」といった通常の就職活動を行いましょう。
注意点③: 企業の人事部の数合わせに使われる可能性がある
企業の採用を担っている人事部には、「面接を行う人のノルマ」が決められている場合があります。
人事部の担当者がこのノルマを達成するために、スカウト型就活サイトを使って、無作為にスカウトを送る姿がたまに見受けられます。
熱意のないスカウトですので、説明会にいっても、ただの企業説明会で終わることが多く、時間だけ無駄になるということがあります。
そういった「無気力スカウト」には注意しましょう。
しかし、「無気力スカウト」は、オファー文が大抵「定型文」であるなど、一目見れば見分けらるようになっています。
名前部分だけを変えた「無気力スカウト」は無視をするなどして、スカウト型就活サイトを上手に活用しましょう。
その他の逆求人サイト(オファー型・スカウト採用型)
「本気でオススメしたい逆求人サイト(オファー型・スカウト採用型)」では紹介しきれなかった逆求人サイトを紹介します。
OfferBox
OfferBox(オファーボックス) | オファーが届く逆求人型就活サイト
OfferBoxは、株式会社i-plug (アイプラグ)が「企業と学生の出会いとお互いを理解する場を増やすことで入社後の活躍の可能性を広げる」というコンセプトで運営している逆求人サイトです。
プロフィールには、自己PR文だけでなく、動画や写真を用いてアピールする機能もあります。
中小企業を中心とした5,100社があなたのことを見つけてくれるかもしれません。
ガクセン
ガクセンは、登録した学生を取材し、プロフィールとインタビュー記事を掲載することで、それぞれの学生に興味を持った企業が採用オファーをする形式をとっています。
「就活はこれから」という学生でも、ガクセンの取材を受けることで、企業面接の予行演習をするができ、自己PRシートも作成してくれるので、自身のの自己分析に役立てることができます。
JOBRASS新卒(ジョブラス)
ジョブラス新卒は、プロフィール情報を掲載することで企業から特別なオファーが届く、逆求人型の就活サイトです。
企業に対し、学生側からアピールすることも可能です。
セミナーへ参加や就活のプロへの相談を無料で利用できるので、就職活動を有利に進めることができます。
iroots(アイルーツ)
iroots(アイルーツ)- 新卒学生のための就活スカウトサイト
iroots(アイルーツ)は、エン・ジャパン株式会社が運営する総合職・エンジニア職の逆求人サイトです。
選ばれし優良企業から、10%厳選スカウトがあなたに届きます。
大手企業や有名企業が多いのも特徴的です。
intee(インティ)
intee(インティ)は、株式会社ITプロパートナーズが運営する「時代を切り開くために『個』の力を身につけ、自立した人材」を目指す逆求人サイトです。
登録すると専属のメンターが付き、自己紹介文や志望業界の相談などを、面と向かって相談することができます。
また、定期的なワークショップやプログラミング講座などを無料で受けることができ、技術を身につけた状態でスカウトを待つことができます。
最後に: 逆求人サイト(オファー型・スカウト採用型)を利用して、視野を広げよう!
この記事では、21卒内定者が本気でオススメしたい逆求人サイトを紹介しました。
ここまでオススメしてきましたが、逆求人サイトだけに頼るのは大変危険です。
通常の就活と併せて、逆求人サイトを活用し視野を広げることが、将来後悔しないキャリアの一歩目になると思います。
逆求人サイトを利用して、就活の幅を広げましょう!