こんにちは!
外大.net古銭研究部部長の坂上です!!
今回は板垣退助百円札の買取価格について紹介いたします!
板垣退助百円札というと、かなり古い古銭のように思えるかもしれませんが、意外と最近まで使われており、見たことがあるという方も多いのではないのでしょうか?
また、馴染みのない若い人でも、板垣退助は歴史の授業にもたびたび登場してくる人であり、板垣退助について何も知らないという人は少ないはずです!
今回は、そんな板垣退助が描かれた百円札についてみていきます!
板垣退助百円札とは
板垣退助百円札は、数ある紙幣の中でも日本銀行B号券という紙幣に分類されており、1953年12月1日から1974年8月1日まで発行されていた比較的新しい紙幣です。
実は現代でもお店で使える有効な紙幣であり、50代以上の人であれば、見たことはもちろん、使ったことがある人もいるでしょう!
このように比較的新しくまだ世の中にも残っている百円札には種類があり、種類ごとに価値も大きく変わってきます。
そんな百円札の種類とそれぞれの価値についてみていきましょう!
板垣退助百円札の種類
板垣退助百円札は3種類に分かれており、その種類によって価値が大きく異なってきます。
最初期
板垣退助百円札の中で最も古いものは最初期と呼ばれます。
最初期の百円札は3種類の中で最も買取価格が高く、未使用品であれば一枚5000円前後で買い取ってもらえます。
前期
続いて、板垣退助百円札の中で二番目に古い前期です。
前期の百円札は未使用品で買取価格が200~500円と、最初期の紙幣に比べて価値が大きく下がることがわかります。
後期
最後に、後期です。
後期の百円札の買取価格はなんと、”額面通り”です。新しめとはいえ、古銭の風格を放っている板垣退助百円札のなかには価値がつかないものがあるというのは、驚きですね。
3種類の見分け方
これらの3種類の紙幣の見分け方は、以下の通りです。
最初期:記番号の頭のアルファベットが1桁
前期:記番号の頭のアルファベットが2桁・茶褐色
後期:記番号の頭のアルファベットが2桁・白っぽい
最初期と前期の見分けはすぐにできるのですが、前期と後期の違いは色のわずかな違いだけであり難しいので、もし本当に見分けたい場合はお店にもっていくことをお勧めします
板垣退助百円札にプレミアがつく特徴
ここまでで、最初期の百円札は付加価値がかなりつくが、前期、後期の百円札にはあまり付加価値がつかないことが分かったと思います。
それでは、前期・後期の百円札は買取に出す価値がないのでしょうか?
答えはいいえ。
紙幣には、種類、保存状態以外にプレミアがつく条件があります。
ここではそれを紹介していきます。
帯付き(帯封)
100枚の束になっている紙幣の束を”帯付き”といいます。テレビ番組の賞金などでよく見かける、帯付きの札束です。
また、1000枚1セットとなった赤帯付き(官封)というものも存在しており、こちらはさらに価値が上がります。
連番やゾロ目
お札に印刷された番号に記番号というものがあります。
これはお札を証明するもので、一つとして同じ番号はありません。
よって、この番号が珍しいものであれば、そのお札の価値はかなりあがります。
A=A券、ZZ=Z券
前者は最初に刷られた、後者は最後に刷られたという意味の通し番号であり、この2つは特に希少です。
連番
A123456Bのように、番号が連続しているものも価値が上がります。
福耳
印刷がずれていたり、裁断されるはずの部分が裁断されていなかったり、裁断されすぎていたりするものをエラープリントといいます。エラープリントの中でも”福耳”と呼ばれるものは、希少性が高く、買取価格が向上します。
- A-A券,ZZ-Z券
- 連番
- 福耳(エラープリント)
板垣退助百円札まとめ
以上、板垣退助百円札についてまとめてきました。
同じ板垣退助が印刷されている百円札のなかにも、わずかな違いがあり、それによって価値が大きく変わるということが分かったと思います!
また、今回紹介したプレミアがつく条件は、今回以外の多くの紙幣に当てはまることなので、これから紙幣を手に入れた際には、ちょっと気にしてみるとお金を触るのが楽しくなるかもしれません!!