大家好!
今回は、はじめから学ぶ結果補語の第二回。
用法は全く一緒ですが、表される意味に注意が必要です。
また
可能補語や把構文につながる大事な項目です。
さっそくまいりましょう!
【中国語】結果補語とは?
結果補語とは、
動詞の直後について、その動作がどのようになされたかという結果を表す補語です。
例:
“我昨晚见到了小明。”
―私は昨晩、明くんに会った。
“我没听见老师讲的话。”
―先生が話したことを私は聞き取れませんでした。
※赤字で示したものが、結果補語
否定形には “没(有)”を使います。
今回はそのうち、抽象的な意味を表す結果補語について説明していきます。
【中国語】抽象的な意味を表す結果補語の特徴
ここでは、抽象的な意味を表す結果補語の特徴について説明しています。
今回は、特によく使用するものについて説明します。
よく使う抽象的な結果補語のコアイメージ
まずはそれぞれのコアイメージをつかむようにしましょう。
結果補語 | イメージ |
到 | 到達・達成する、getする |
见 | 感じとる(感覚・知覚) |
好 | 完成。満足できる。 |
住 | しっかりしている。 |
光 | すっからかん |
掉 | 排除・離脱 |
走 | 元の場所から離れる |
結果補語 “到”
“到” のコアイメージは、「到達・達成する、getする」でした。
例文:
“我终于找到了这个东西!”
―やっとこれを見つけた!
“他好像已经走到门口了”
―彼はどうやら入口にたどり着いたようだ。
“我哥哥拿到了博士学位。”
―兄は博士の学位を手に入れた。
結果補語 “见”
“见” のコアイメージは、「感じとる(感覚・知覚)」でした。
例文:
“我看见他过来。”
―彼がやってくるのが(しっかりと)見えた。
※ “了”は使えない。
“我听了几次,但没听见。”
―何度か聞いたが、(しっかりと)聞こえなかった。
結果補語 “好”
“好” のコアイメージは、「完成。満足できる。」でした。
例文:
“我还没学好基础的语法。”
―私はまだ基礎の文法をものにしていません。
“你吃好了吗?”
―(しっかりと)食べきりましたか?
結果補語 “住”
“住” のコアイメージは、「しっかりしている。」でした。
例文:
“抓住机会不放走。”
―機会を(しっかりと)つかんで離さない。
“我还没记住课文的内容。”
―私はまだテキストの内容を覚え込んでいない。
“你拿住!别掉了。”
―しっかり持って!落とさなないで。
結果補語 “光”
“光” のコアイメージは、「すっからかん」でした。
例文:
“金钱都花光了。”
―お金はすべてすっかり使い果たした。
“他一个人喝光了一瓶白酒。”
―彼は一人で白酒(中国の強いお酒)を飲みほした。
結果補語 “掉”
“掉” のコアイメージは、「排除・離脱」でした。
例文:
“木下一口气吃掉了菜单上所有的菜。”
―木下はメニューにあるあらゆる料理を一気に食べきった。
“请你一定要扔掉这个垃圾。”
―このゴミを必ず捨ててしまってください。
結果補語 “走”
“走” のコアイメージは、「元の場所から離れる」でした。
例文:
“我的手机被小明拿走啦!”
―私の携帯は明くんに持ってかれた!
“我可能会被调走。”
―たぶん転勤させられる。
まとめ:抽象的な結果補語は、コアイメージをとらえて動詞とセットで覚える。
今回は、前回より一歩進んで、抽象的な意味を表す結果補語について勉強しました。
ポイントは、コアイメージをとらえて動詞とセットで覚えておくこと
文法事項を1つ1つ積み重ね、中国語マスターへの道を進みましょう!