スペイン語

【スペイン語文法基礎】現在分詞・過去分詞

¡Hola! ¿Qué tal?

分詞の使いかたをマスターしよう!

今回は現在分詞と過去分詞について解説していきます。

時制にも関係してくる重要事項ですよ!

スペイン語の現在分詞

現在分詞は動詞の変化形の一種です。

現在分詞の作り方

現在分詞の作り方は、ar動詞、er動詞、ir動詞によって異なります。

ar動詞

ar動詞は、
-arを-andoに変えることで作ります。

hablar → hablando
andar → andando
tirar → tirando

er動詞・ir動詞

er動詞とir動詞は、
-er, -irを-iendoに変えることで作ります。

comer → comiendo
caber → cabiendo
vivir → viviendo
escribir → escribiendo

不規則変化

er動詞とir動詞には
不規則変化もあります。

①-iendoが-yendoに変わる

leer → leyendo
ir → yendo
huir → huyendo
etc.

②語根母音変化

dormir → durmiendo

seguir → siguiendo
sentir → sintiendo
decir → diciendo
venir → viniendo
etc.

現在分詞と代名詞

現在分詞はもとは動詞ですから、
目的格代名詞や再帰代名詞を伴っている可能性があります。

そうしたとき、それらの代名詞は
現在分詞の直後につなげて置かれます。

例:
comer + lo → comiéndolo
escribir + le → escribiéndole
ducharse → duchándose

アクセント記号に注意

現在分詞の用法

現在分詞には主に3つの用法があります。

接続詞的な用法

現在分詞は副詞的に用いて、
時(cuando)
条件(si)
理由(porque)など、
接続詞に似た意味を表します

例:
Andando por la calle, encontré a la profesora.
―通りを歩いていた時、先生に会った。

Lloviendo mañana, va a suspender el partido.
―明日雨なら、試合を中止にするだろう。

副詞的な用法

現在分詞を副詞的に用いて、「〜しながら」といった
同時進行の様子や動作を表すことができます。

例:
Ella entró al aula sonriendo.
―彼女は微笑みながら教室に入ってきた。

No debes comer usando el móvil.
―携帯電話を触りながらものを食べるのをやめなさい。

進行形

estar+(現在分詞)で進行形を作ることができます。

estarの時制が現在であれば現在進行形、線過去であれば過去進行形になります。

例:
Mi herman está duchándose
―わたしの姉はシャワーを浴びている。

El profesor Hernández estaba leyéndolo.
―エルナンデス先生はそれを読んでいた。

ねこ学徒
ねこ学徒
あれ?
英語の現在分詞みたいに名詞を修飾することはにゃいのか??

はい。スペイン語では、現在分詞で名詞を直接的に修飾することはありません。
走っている少女と言いたくて、
chica corriendaと言うことはできません

スペイン語の過去分詞

過去分詞もまた、動詞の変化形の一種です。

過去分詞の作り方

過去分詞の作り方は、ar動詞、er動詞、ir動詞によって異なります。

ar動詞

ar動詞は
-arを-adoに変えることで作ります。

hablar → hablado
preparar → preparado
pasar → pasado

er動詞・ir動詞

er動詞とir動詞は
-er, -irを-idoに変えることで作ります。

comer → comido
beber → bebido
vivir → vivido
decidir → decidido

不規則変化

いくつか、不規則な変化をするものがあります。
規則性などは特にないので、
気合で覚えましょう(笑)

①-toで終わる

escribir → escrito
romper → roto
abrir → abierto
morir → muerto
volver → vuelto
poner → puesto
ver → visto
etc.

②-choで終わる

decir → dicho
hacer → hecho
etc.

過去分詞の用法

過去分詞には、主に3つの用法があります。

形容詞的な用法

形容詞的に使われて、ser, estar, sentirなどの
動詞の補語として機能します。
過去分詞は主語の性と数に一致します。

例:
Esa película es divertida.
―その映画は面白い。

Los ordenadores están rotos.
―コンピュータは壊れている。

Me siento aburrido.
―わたしは退屈だ。

完了形

(haber)+(過去分詞)で、完了形を作ることができます。
現在完了形のページで詳しく説明します。

例:
He visto a Ana esta mañana.
―今朝、アナに会った。

受動態

(ser)+(過去分詞)で、ser受動態を作ることができます。
受動態のページで詳しく説明します。

例:
Ese informe fue escrito por un periodista colombiano.
―そのリポートはあるコロンビア人ジャーナリストによって書かれた。

【スペイン語】現在分詞・過去分詞のまとめ

今回は、スペイン語の現在分詞と過去分詞について学習してきました。

現在分詞と過去分詞のまとめ

①現在分詞は-ando, -iendo でつくる。
②現在分詞の用法は副詞と進行形。
③過去分詞は-ado, -idoでつくる。
④過去分詞の用法は形容詞と完了形、受動態。

現在分詞の副詞的用法は特徴的ですので、ぜひ覚えたいですね。
また、過去分詞は動詞の補語や完了形で使う重要事項。こちらも必ず覚えておきましょう!

¡Hasta luego!

ABOUT ME
ゆきっく
ゆきっく
東京外国語大学スペイン語専攻4年. 2017年バルセロナ自治大学へ留学しCEFR-B2認定を受ける. 2019年サラマンカ大学文献学部へ留学、言語学を中心に受講. 趣味はクラフトビール巡り.