大家好!
今回は
「そろそろ~する」「まもなく~する」
という近接未来の表現について学んでいきましょう!
では、さっそく説明していきます。
【中国語】“快~了” “要~了” “就要~了”とは
「まもなく~する」、「そろそろ~する」という近接未来を表すときには、
“要~了”, “快~了”, “快要~了”, “就要~了” といった表現を使います。
~(波線)の箇所には、
動詞や時間に関連する名詞、経過が見える形容詞が挿入されます。
また、いずれの場合も、“~的时候”(~のとき)に接続すると“了”がなくなります。
例文:
“我老婆对我有点凶,每次快要到家的时候,我都犹豫一会儿才进去。”
―私の妻は私に対してちょっときついので、毎回家につきそうになったころにちょっとためらってから入るんです。
ではどんな違いがあるのでしょうか?
【中国語】“快~了” “要~了” “快要~了” “就要~了”の違い
大きく分けると違いは2種類あります。
① “要~了”, “快~了”, “快要~了”
⇒いつ動作を行うか指定できない。
② “就要~了”
⇒いつ動作を行うか指定できる。
つまり、
“就要~了” のみが具体的な時間をセットすることができるということですね。
① “要~了”, “快~了”, “快要~了”
これらはいつ動作を行うかが指定できない表現です。
例で確認してみましょう。
〇 “我要去做饭了。”
―そろそろご飯を作ります。
× “我十一点要去做饭了。”
※時間を指定するなら “了” が不要
〇 “我快十三岁了。”
―ぼくはもうすぐ13歳になる。
× “我明年快十三岁了。”
※時間は指定できません
〇 “天快要黑了。”
―空がもうすぐ暗くなります。
× “下午三点天快要黑了”
※時間は指定できません
語気助詞 “了” で説明した通り、
主要な動作の前に “去” を挿入すると、より自然な表現になります。
“我要去做饭了。” と “我去做饭了。”の違い
“我要去做饭了。”というと、ご飯をつくるまで猶予がある感じ、 “我去做饭了。”というと、「今すぐに」という印象が強くなります。
文末につく語気助詞 “了” は、変化を表すものです。”要” によって意思性が現れ、「これから」というニュアンスが足されるのかもしれません。(筆者考察)
② “就要~了”
これはいつ動作を行うかが指定できる表現です。
例を見てみましょう。
〇 “我们就要离开中国了。”
―私たちはもうすぐ中国を去ります。
〇 “我们明天就要离开中国了。”
―私たちは明日中国を去ります。
またこの表現では、副詞 “马上”(すぐに) が共起することも多いです。
“他们马上就要过来了。”
―彼らはすぐに来ますよ。
“马上就要暑假了。”
―すぐにも夏休みになります。
※ “到暑假了” というと書面語感が増します。
まとめ:「そろそろ~する」という表現では、 “就要~了” のみが具体的な時間をセットすることができる。
今回は、「そろそろ~する」という表現の違いについてまとめてみました。
意味については違いを述べるのが大変難しい(ほとんど違いがない)ので、
用法上の区別をしっかりと覚えるようにしてください。
文法事項を1つ1つ積み重ね、中国語マスターへの道を進みましょう!