大家好!
文やフレーズ、形容詞で名詞を修飾するにはどうすればいいの?
今回はそんな疑問を解き明かしていきます。
基本的な使い方は、連体修飾語と “的” ①名詞で修飾するぞ編 で確認した内容と同じですから安心してくださいね!
それでは説明していきます!
【中国語】連体修飾語と “的” とは
連体修飾語と “的” とは、「修飾語句+ “的” 」の組み合わせを指します。
今回は、文や形容詞で名詞を修飾する場合について説明します。
【中国語】文や形容詞で修飾する “的” の特徴
ここでは、文や形容詞で修飾する “的”の特徴について説明します。
基本形:
<修飾する内容> + “的” + <修飾したい名詞>
文やフレーズで名詞を修飾する “的” の特徴
文やフレーズで修飾する “的” の特徴について説明します。
文で名詞を修飾する用法
文で修飾する “的” については、
<修飾内容> + “的” + <名詞>
の基本形で対応出来ます。
例:
“这是我男朋友之前送给我的礼物!”
—これは、彼氏が前にわたしにくれたプレゼント!
“我最喜欢的是青椒肉丝。”
—私が一番好きなのは、チンジャオロースです。
“下车的乘客请提前做好准备。”
—降車するお客様は、事前に準備をなさってください。
※中国・北京の地下鉄アナウンス
※“的” で止めることによって名詞性成分を作る方法については、連体修飾語と “的” ①名詞で修飾するぞ編を確認。
フレーズで修飾する “的” の用法
フレーズで修飾する場合も基本的には、文で修飾する場合と変わりません。
しかし、フレーズで修飾する場合には以下の例外に注意してください。
例外:
“开会时间”(会議の開始時間),
“集合地点”(集合場所),
“工作条件”(仕事の条件),
“购销合同”(売買契約)等
例外とは、このように名詞的な性質を持つ動詞「名動詞」が修飾語になるパターンのことです。
形容詞で名詞を修飾する “的” の特徴
形容詞で修飾する “的” の特徴について説明します。
①単音節形容詞の場合
②二音節形容詞の場合
③ “很多” “不少” の場合
単音節形容詞で修飾する用法
単音節形容詞で名詞を修飾する場合には、基本的に “的” を使う必要はありません!
<修飾する内容> + <修飾したい名詞>
例:
“新书”
—新しい本
“好朋友”
—いい友だち(親友)
“热咖啡”
—ホットコーヒー
しかし、単音節形容詞に程度副詞を伴う場合には、 “的” が必要です。
<程度副詞> + <形容詞> + “的” + <修飾したい名詞>
例:
“很新的书”
—とても新しい本
“很好的朋友”
—とてもいい友だち(大親友)
“很热的咖啡”
—とても熱いコーヒー
また、対比を行うときにも、 “的” が必要になりますので注意しましょう。
例:
“你去拿重的行李,我去拿轻的行李过来。”
―あなたは重い荷物をとりにいき、私は軽いのを取りにいってもどる。
※こういった場合は、二回目の “行李” は省略されることが多いです。(“的” で止める。)
二音節形容詞で修飾する用法
二音節形容詞で名詞を修飾するときには、基本的に “的” が必要です。
例:
“严格的规定”
―厳しい規定
“美丽的风景”
―美しい風景
“复杂的内容”
―複雑な内容
※基本的には、 “很” を伴ったほうが自然に聞こえることが多いです。
→形容詞述語文を参照
しかし、いくつかの決まりきった言い方では “的” が省略されることがあります。
例:
“重要问题” —重要な問題
“关键时刻” —肝心な時
“积极因素” —積極的要素
“温馨提示”
—お知らせ、お願い、ご案内
ただ、これらに程度副詞がつく場合には、 “的” が必要になります。
“非常重要的问题”
—非常に重要な問題
※結びつきが強い残りの二つについては、副詞を伴わないのが普通です。
では最後に超例外について触れておきましょう。
“很多” “不少” 形容詞で修飾する用法
“很多” “不少” 形容詞で名詞を修飾するときには、 “的” は必要ありません。
例:
“很多学生”
—多くの学生
“不少书”
—少なくない本、多くの本
【中国語】文や形容詞で修飾する “的” の例文を見てみよう!
最後にまとめて例文を確認しておきましょう。
“小明现在用的现汉词典是旧的”
—明くんが今使っている現代漢語辞典は昔のだよ。
“很多人都已经到会场了”
—多くの人がもう会場についています。
“他们正在讨论重要问题。”
—彼らはちょうど重要な問題について議論しています。
“他们都是关系很好的我朋友!”
—彼らは、仲が良い友だちです!
まとめ:文や形容詞で名詞を修飾するときは、“的” を伴うことが多い
今回は、文や形容詞で名詞を修飾する方法ついて確認しました。
ルールが多く感じてしまうかもしれませんが、
<修飾する内容> + “的” + <修飾したい名詞>
を基本として覚えて置けば問題ないでしょう。
文法事項を1つ1つ積み重ね、中国語マスターへの道を進みましょう!