TOEICのリスニングは対策に苦戦する人が多いセクションですよね。
「聴いててもどこに注目すればいいかわからない…」
「リスニング聞いてても問題スピードに追いつかない…」
今回はTOEICのリスニング対策をパート別に紹介していきます!
これを読んでリスニング対策を効率よく進めていきましょう♪
【TOEICリスニング】パート1:写真描写
パート1は写真に載っている情景を最も良く表している文を選択する問題です。
選択肢は4つです。
ポイントは写真の種類ごとに注意する箇所を理解しておくことです!
パート1に登場する写真は3つに分類することができます。
まず、人物が写っている写真です。
この類の画像はその人の動作が注目されます。
「彼は〜している。」のような動作に焦点が当たった文が読まれます。
よって、聴くべき箇所は動詞になります。
次に、風景やものが並んでいる写真です。
この画像は「ものが〜にある。」というような文が読まれます。
よって聴くべきなのは主語と位置を描写する句になります。
最後に、人とものが混在した写真です。
この画像では「人が〜している。」や「ものが〜ている。」などが基本的に読まれます。
先ほどの2つが混合したパターンなので、主語と動詞を聞き取りましょう。
風景・もの→主語と位置
人ともの→主語と動詞
【TOEICリスニング】パート2:質問返答
パート2は質問を聞いて適した返答を選ぶ問題です。
選択肢は3つです。
ポイントは、主語・疑問文の形・時制を聴くことです。
まず主語はものなのか、人なのか、youが主語なのかなど、聞かれているものをきちんと把握しましょう。
すると、返答の文で何を指しているかわからない代名詞”it”や”she”が出現しても削除できます。
次に、疑問文が5W1Hの疑問文なのか、YES/NOの疑問文なのか確かめましょう。
それは返答が限られるからです。
例えば疑問詞の場合、時間や場所など予想できるし、YES/NOの質問だと、事実確認のことも多いですね。
例:When you come to the party?
– At 8 o’clock.
例:Is that bag made of crocodile skin?
– No, but this one over here is.
「わからない」「決まっていない」など予想外の返しもありますが、疑問文の形を聴き取っておくことは文脈判断でも大事です。
最後は、過去なのか、未来の予定についてなのか時制を確かめることも注意すべきです。
それは”ago”や”in ~ minutes”のような時制がわかる返答が頻出で、選択肢を選ぶ際に判断基準になるからです。
パート2では以上の3つを意識しましょう!
【TOEICリスニング】パート3・4:会話内容・説明文内容
パート3・4はお題の音声をを聞き、一通りの会話に対する質問に答える問題です。
パート3は39問、パート4は30問あり選択肢はそれぞれ4つです。
ここから集中力が少し切れてくるため、問題を解くテンポを意識したポイントを理解します。
ポイントは4つあります。
先読みする
まず1つ目は先読みすることです。
お題の音声は1つが長く、3問も質問があるため内容を忘れてしまうというようなこともあり得ます。
それを防ぐために、音声が始まる前から質問を知ること、そしてお題の音声の中から聴き取るべき内容を的確に抽出する流れを作ります。
具体的な流れは
①パートの説明が流れている時点で、最初の問題の質問文を読んでおく
②お題の音声を聴きながら質問文に回答していく
③3問目が終わったごとに素早く次の問題を先取りし、質問文を把握しておく
です。
3問の問題傾向を把握する
お題の音声に与えられた3問のそれぞれの役割を理解しておく必要があります。
1問目は会話の主題や場面の情景を聞いています。
例えば、「どのような問題が起こったのか」や「いつもは何をしているのか」など物語の前提条件が問われています。
よって、1問目は前半に当たります。
2問目は問題の詳細などを聞いているため、どのような会話が展開されているか、話の中心はどこに移ったのか把握する必要があります。
よって2問目は中盤に注意しましょう。
3問目は予定や受理された提案を聞いています。
今後することや話を聞いた結果の判断を終盤で示すため、終盤の話は主に宣言やお願いの形で語られます。
Could you email me the details later?
「後で詳細をメールしていただけますか?」
I’ll move this event to this weekend instead.
「週末にイベントをずらしておきますね。」
3問目はお願いや宣言に注目して解くことが大切です。
場面設定を想像する
お題の会話がどこで展開されているのか、登場人物の属性は何かなど場面設定を把握しましょう。
これは会話の前半でわかることが多く、スピーチなのかラジオなのか口調や丁寧さに注目すると深く理解することができます。
Good morning, everyone!
→自分も含めた大勢に話しかけている
朝 放送?
Thank you for coming to this meeting.
→少なくとも自分に話しかけている 感謝している
スピーチ?プレゼン?
場面設定を掴み、その後続く会話のヒントにしましょう。
飛びつかない
お題の音声で複数の提案が次々提示された場合は、飛びつかず最後まで聴いて違いを把握する必要があります。
それは最初にした提案が否定されたり、条件付きで別の選択肢が用意されていることもあるからです。
例えば、「2人で30ドルが今ならもう1人連れてくると1人10ドル」のような条件が音声の最後に提示されます。
このような後に提示された選択肢とどちらが正しいのか、迷いますよね。
その場合は質問文を読んだ時点で正確に把握しておき、どれが当てはまるか慎重に消去していきましょう。
- 先読みする
- 3問の問題傾向を把握する
- 場面設定を想像する
【TOEICリスニング】おすすめ参考書と勉強法
今までのポイントを押さえた練習をするのに役に立つ書籍を紹介しておきます。
王道の公式問題集です。
CDや詳しい解説、出てきたフレーズなど細かくまとめられているためTOEICを継続的に練習していく人には最適でしょう。
また、単語をそもそも理解できていなかったという人は以下の単語帳も持っておくと良いでしょう。
レベル別に単語がまとめられているため、最後は満点を取りたい!という人にもおすすめです。
まとめ:TOEICリスニングはパートごとに対策!
TOEICリスニングはパートごとに解くテンポや聴きとるべき箇所がありました。
- パート1:人物/風景・もの/人ともの
- パート2:主語・疑問文の形・時制
- パート3・4:先読み/3問の問題傾向/場面設定/飛びつかない
全ての問題において、問題パターンを理解して慣れておくことが大切です。
これを機に埃をかぶったテキストを取り出して勉強を再開するのも良いですね。