今回はコアな外国語学習者の間で支持されている怪レい日本语についてみていきたいと思います。
外大生の嗜み、『怪レい日本语(怪しい日本語)』とは?
『怪レい日本语』とは、
審査を通っているはずなのに何やら怪しげな日本語表記のことです。
海外に旅行へ行ったことのある方なら一度はお目にかかったことがあるのではないでしょうか?
「ああ、誤訳のことね。」
きっとそう思われたことでしょう。
しかし、
誤訳と怪レい日本语は少レ違います。
怪レい日本语は日本人の想定しうる誤訳をはるかに超えていて、味わいがあるのです。(主観)
皆さんはこのイギリスのブランドをご存じでしょうか?
これはおそらくSuperdryを和訳する際に名詞の可能性と動詞の命令文の可能性を加味して(しなさい)になっているものと思われます。
どうでしょうか。
ただならぬ趣を感じませんか?
怪レい日本语(怪しい日本語)の歴史
次に怪レい日本语の歴史について見ていきます。
草創期
怪レい日本語の歴史は遥か昔にさかのぼります。日本語を文字表記し始めた時からです。
翻訳機が現れるとさらに発展し、怪レい日本语は一部界隈で栄華を極めるようになりました。
*これを世間一般的には絶滅危惧種といいます。
怪レい日本语認識におけるコペ転
早期に不思議な誤訳を味わい深いものとして取り上げたもので有名なのは、筆者の知る限りでは「ライスマウンテン」という名前の旅行ライターが書いた記事です。
[ライスマウンテン, 中国の微妙に怪しい日本語, 2012]
少なくとも、2012年のこの時からすでに誤りを「正すべきもの、なくすべきもの」から「味わい深いもの、文化人の嗜み」へとコペ転が起きていたわけです。
コペ転:コペルニクス的転回。物事の見方が180度変わること。
怪レい日本语の拡大
2018年10月、怪レい日本语界隈に「中國の怪レい日本语bot」がTwitter上に爆誕しました。(@correctJP)
そもそも「怪レい日本语」という名前もこのアカウントから広まったものです。
2020/05/10時点で21193人と多くの人に支持されていることが分かります。
様々な層から支持されているわけですが、外大生には特に人気であり、中の人にも認知されているようです。
【速报二ユ一ヌ】
わたレかデイり一ホ一ダ儿Zに取材さねだ!大變に重要谈话なのて贵樣は读みなざい。中国製品にありがちな怪しい日本語の達人に学ぶ、そのコツ https://t.co/19ZHM6rMkP #DPZ
— 中國の怪レい日本语bot (@correctJP) October 19, 2019
怪レい日本语(怪しい日本語)まとめ
今回は怪レい日本语を紹介しました。
怪レい日本语を知ることによって、より海外旅行が楽しくなったり日本語への興味が深まったりとお遊び以外にもメリットがあるのではないかと思います。
次回は怪レい日本语を生産するコツを紹介していこうと思います。
それでは、また!